バディダイビングをするためにはレスキューダイバーは必須です

バディ同士で潜る、バディダイビング(セルフダイビング)

日本では、ダイビングをする際に大半のダイバーがインストラクターなどのプロのダイバーと一緒に潜るのが普通です。どんなにたくさん潜っても、インストラクターと一緒に潜る方法でしか潜ったことのないダイバーがほどんどです。
実は欧米ではどちらかと言うとインストラクターと一緒には潜らず、友達や恋人同士で潜るのが普通で、インストラクターと一緒に潜るのは本当に初心者のうちだけ。

それに、皆さんがダイビングのライセンスを取得する際に、オープンウォータダイバーを取得していると思いますが、実はこのカリキュラムも、インストラクターを付けずに潜ることを前提として作られています。

なぜ日本ではほとんどのダイバーがインストラクターと一緒に潜るのか?本当にそれが安全なのか?と言うのはここでは詳しく書きませんが、本当に安全に潜るためには、自分自身がしっかりとした知識と技術を身に付ける必要があります。しかし、いつもインストラクターと一緒に潜るだけでは、こうのような知識と技術はまず身に付きません。

インストラクターと一緒に潜るのではなく、友達や恋人同士でダイビングを楽しむことを、バディダイビングとかセルフダイビングと言います。

バディ同士でダイビングをするということは、何か有った時に助けてくれるのイはインストラクターではなくバディです。バディが頼れる存在でなければ、インストラクター無しで潜るのにも不安がありますよね。
バディに何かあっても、しっかりと対処できるようになることは、バディダイビング、セルフダイビングをする上でも最も大切なこと。

なぜオープンウォータダイバーではダメなのか?

オープンウォータは、最低限自分の安全を確保するためのスキル。レスキューダイバーは、自分の安全はもちろん、バディの安全にも配慮することができるダイバーになることが目標です。

バディを助けようとして事故にあう?

ダイビングとは関係なく、ニュースなどで、溺れている人を助けようとして、結局溺れた人もそれを助けようとした人も亡くなってしまう事故をよく耳にします。
溺れている人を助けたり、溺れる以外でもトラブルにあっている人を助けるのは簡単な事ではありません。
ダイビングでは、溺れる以外にも様々なトラブルや、トラブルに至らないまでも小さなヒヤリハットが有ったりします。バディがトラブルになったり、なりそうな時に、バディも自分も安全に対処するためには、やはりそのための知識と技術が必要になります。
トラブルで一番怖いのは、パニックになることです。パニックになってしまうと、人は通常では有りえない行動をとりますし、その時の“力”も相当なものです。
人を助けようとして事故にあうケースは、トラブルを目撃して助けようとしたその人も、やはり正常な精神状態ではなくなります。さらに、トラブルにあっている人も、凄い力でしがみつこうとしたりします。
助けようとしたことで、双方が事故にあうことほど残念なことはありません。そうならないために、正しい知識と技術が必要なのです。

例えばどんなトラブルがある?

ダイビング中のトラブルはたくさんあります。滅多に起こる事ではありませんが、起きるかも知れないトラブルの種類はたくさんあります。
例えば、初心者の方だったり、ベテランでも久しぶりのダイビングは緊張します。水中で突然不安になることもあります。

例えば、バディが不安を感じたらどうしますか?

対処方法はいくつかあります。あるいみ、その対処方法は分岐点でもあり、安全に対処できるのかそうで無いかはどの対処方法を取るかによって決まってきます。
・そのまま不安感が治まるまで泳いでダイビングを続ける?
・その場に留まって、治まったらまたダイビングを続ける?
・水面を見せて落ち着かせる?
・魚を見せて落ち着かせる?
・とりあえず浮上する?
・とにかく急いで浮上する?
・目を見て落ち着かせる?
・笑顔を送る?

正解はどれで、間違いはどれでしょう?
ちょっと考えてみてください。

答えは・・・

 

わかりません。

 

と言うより、正確には「状況による」ということです。
状況によってはどれも対処方法として正解ですし、別の状況によっては間違っていることになります。
例えば、2~3mと言うごく浅い深度なら、水面を指さしてすぐに水面に着くということを教えてあげれば安心するかも知れません。でも、深い場所で同じことをすると逆にパニックになるかも知れません。
急浮上してしまうと減圧症のリスクがあるので、「とにかく急いで浮上する」をやってしまうと減圧症になってしまう可能性があります。でも、状況によってはそういう対処もあるかも知れません。

大切なことはなに?

トラブルの対処は、経験を積めば積むほど対処の仕方もいろいろ覚えますし、トラブルに発展しないように予防するテクニックも覚えていきます。
でも、上に書いたようにいろいろ対処方法があるなかで、「どうすれば良いかなんて、自分には判断できない」そう思った方も多いかも知れません。
では、どうすれば良いのでしょうか?

大切なのは、“どんなトラブルが起こるのかを想定し、そのための対処方法を日ごろから考えておく”と言うことです。まずは頭の中でシミュレーションをしておくのです。これは将来、ダイブマスターなどのプロ資格を取得する人にも必須ですが、日ごろからいろんなトラブルを想定して、対処方法を考えることで、どんどん知識が身に付きますし、いざという時に必ずそれが役にたちます。

次に大切なことは、そのトラブルとトラブル対処について、“出来る事は練習してみる”ということです。

これらはセルフダイビング、バディダイビングに限ったことではなく、インストラクターと一緒に潜っている人でも同じです。こういったシミュレーションをしておくことでより安全にダイビングができるようになります。
しかし、インストラクターと潜っていると、どうしてもその安心感から、こういう安全に対する意識は薄くなってしまいます。そこが、インストラクターとしかダイビングをしたことが無い人の陥るリスクでもあります。

アズールマリノのEFR&レスキュー講習

EFRは一日だけの学科講習と教室での実技講習を受けて取得します。レスキューダイバー講習は、海洋実習2日間で取得できます。限られた時間ですが、当店ではこの時間の中で、お客様がバディ同士でも安心してダイビングができるように、しっかりとした講習を行っています。PADIで決められた内容だけでなく、独自に行っている内容もあり、より多くの事を学んでいただける内容となっています。
また、講習を行った場所で、そのままバディ同士で“体験セルフダイビング(バディダイビング)”もして頂くことができます。これは、お友達同士や、参加のお客様同士でインストラクターが水中を同行しながらも、模擬的にバディダイビングをして頂くという趣旨のものです。

 

※バディダイビングとセルフダイビングは同じ意味です。セルフダイビングも一人でダイビングをするという意味ではなく、バディ同士でダイビングをするという意味です。